がんばれママたち  世の中スケッチ Vol. 2

がんばれママたち

朝、いつものようにガシャ、ガシャとペダルを踏み込みながら母子の自転車が追い越していく。前後の座席にふたりの幼児を乗せて保育所目指して走っていく。朝早く子供を起こし、着替えさせ、食事をとらせ、自分の仕事に出かける準備もして・・・いったいあのママは何時に起きるんだろう。出がけに子供がグズッたりすると、自転車に子供を乗せるまでが、大変な騒ぎなのにちがいない。

子供をどうにか預けると、自分は満員電車に揺られながら会社に向かう。夕方になると、会社をなんとか定時に出て、こどもたちを引き取りに向かう。なにもなければいいが、子供が熱を出したりすると、引き取るために会社を早退しなくちゃならない。こんな毎日が続くのを想像すると、働くママたちって本当にタフだと思う。そういえば、ダンナが子供達を送る姿を見たことがない。ひょっとしてシングルマザーか?などど勝手に自分のなかで話が進んでしまう。

それはそうと、育児休暇を終え、仕事復帰を控えたママたちにとって深刻な問題が、保育所が圧倒的に不足していることだという。保育所に申し込んでも入れない、いわゆる「待機児童」問題がクローズアップされている。預け先が見つからないために育休を延長するひとや、一時的にビルの一室で時間単位で預かる「ベビーホテル」に預けて空きを待つケースも多いとか。住んでいる自治体によっては、ベビーホテルに預けたという事実で待機児童の資格を失うという。ひどい話だ。

少子化が社会問題化しているのに、子供を受け入れる施設が足りない、という真逆の問題が突きつけられている。これでは、ますます子供を産む夫婦が少なくなる。いや、それ以上に結婚さえ足踏みする若いカップルが増えてしまうのでないか。子供は国の宝(たから)、なんてうそぶいている政治家は、一刻も早く本気で取り組み、解決して欲しい、と思う。

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Shuji Hirose
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